


毎日がちょっと楽しみになる場所 ~笑顔と発見にあふれるデイサービス~
定期レクリエーションの紹介
ほほえみ健康講座
開催日:月/1回 14:00
難易度:★★★☆☆
担当:大橋 洋子

長年、デイサービスの看護師として勤務する大橋。落ち着いた対応と豊富な経験から、利用者様、スタッフ双方から厚い信頼を寄せられています。
デイサービスにおける看護師の役割は、日々の健康管理です。
バイタルサインの確認から既往歴、その日の体調まで細かく把握し、入浴の可否や服薬の確認など、
安全に一日を過ごしていただくための判断を担っています。
幸い、これまで大きな急変や緊急対応に遭遇することはほとんどありません。
その一方で、健康相談は日々寄せられます。インフルエンザ予防接種に関する相談や皮膚トラブル、特に多いのが便秘の悩み。
身体的なつらさだけでなく、不安な気持ちにも耳を傾けながら対応しています
こうした日々の相談を健康講座のテーマにも生かし、ご本人やご家族が実践しやすい健康情報として伝えています。
そんな大橋が大切にしているのは、「利用者さんが無事に帰ること」。
何も起こらない一日を積み重ねる。その当たり前の一日を守ることこそ、看護師としての責任なのかもしれません。
その言葉には、穏やかな表情とは対照的な、強い責任感と願いが込められていました。
ご利用者<武藤 勲 様>
「もう一度、あの場所へ」――89歳、武藤さんの復活劇
89歳の武藤さんは現在、バルーンカテーテルを留置しながらも、歩行器を使って歩いています。
会話もスムーズで、表情には力があり、顔色も良好です。しかし、わずか1年前。武藤さんは、ほぼ寝たきりの要介護5でした。
88歳の夏、武藤さんは自宅近くの板取川河川駐車場で、仲間とともに駐車場の係をしていました。
猛暑の中で熱中症を発症し、仲間が救急車を要請。そのまま入院となりました。入院中には尿路感染症も重なり、
安静を余儀なくされ、生活不活発病が進行。ようやく退院した時には、ほぼ寝たきりで全介助。
リクライニング車椅子に身体を小さく横たえ、体重は38kgまで減少していました。
当デイサービスの利用目的は、ご家族の介護負担を軽減する「レスパイト」が中心でした。
それでも私たちは、武藤さんの残された力に可能性があると考え、介護計画を作成。全スタッフで共有し、チームで支援することを決めました。
【利用開始・第一段階 まずは「身体を動かせる状態」へ】
【第二段階 「座る・立つ」という基本動作から】
【第三段階 車椅子から、歩く練習へ】
歩き始めると、武藤さんの変化はさらに明確になりました。「自分で動ける」、その感覚が、身体機能だけでなく、自信にもつながっていったように感じます。
体重も徐々に増加し、現在は48.1kg。栄養補助も終了し、現在は一般食を召し上がっています。
武藤さんには、同居するご家族に「負担をかけたくない」という強い思いがあります。
一方で、入院中を振り返り、「不思議と、このままダメになるとは思わなかった」と話されます。
身体が少しずつ感覚を取り戻し、できることが増える。その積み重ねが、武藤さん自身の「まだできる」という自信を育てていったのかもしれません。
今、武藤さんが見据えているのは「100歳まで元気に暮らすこと」。そして、もう一つの夢があります。
もう一度、板取川へ戻ることです。「澄み切った空気と青空の下で、ゆっくり駐車場の係をしたい」。
私たちが目指しているのは、単に「歩けるようにする」ことではありません。
その人が大切にしてきた役割や、もう一度やりたいことを取り戻すこと。
そのために、栄養、身体機能、生活動作を一つずつ見直し、その時々の状態に合わせて支援を積み重ねていく。
最後に、スタッフへのコメントとして、武藤さんは明るい表情で「どんな状況になっても、決して夢は諦めないこと」。
その言葉を語る89歳の顔は、驚くほど若々しく見えました。
<原田 所長 10月メッセージ>
10月に入り秋の深まりとともに朝夕の気温差が大きくなりました。
インフルエンザなどの感染症が流行する時期です、手洗い・換気・体調確認など感染予防を徹底してまいります。
皆様の健康管理と安全なサービスの提供に努めてまいります
